About jPaleoDB - Japan Paleobiology Database
jPaleoDB(ジェイ・パレオ・ディービー:日本古生物標本横断データベース)は、古生物標本を所蔵する国内の大学・博物館・資料館等の標本データベースの情報を、当該機関からの提供・協力によって収録したデータベースです。その検索結果は、各機関オリジナルのデータベースにリンクするようになっており、ポータルサイトのように機能します。ユーザは、これら別々の標本データベースをネットワークでつないだように横断的に一括して検索することができます。
これまで、大学博物館(東大、京大、東北大、北大、九大)や、国立科学博物館、産総研地質標本館の他、県立・市立博物館等、協力機関数 11 館 19 データベースから約 26 万件の 標本データの提供を受け収録してきました。今後、さらに参加・協力機関を増やし、国内古生物標本の一元的検索を実現することによって、標本の利用を活性化することを目指しております。
本研究事業は、日本学術振興会科学研究費補助金事業による支援を受けております。
- 2011年度~2013年度 基盤研究C(課題番号:23501222)
- 2015年度~2020年度 基盤研究B(課題番号:15H02953)
Construction of paleontological specimen network in Japan
and establishment of curating support method
研究目的
本研究事業の目的は、国内の古生物標本を所蔵する大学・博物館・資料館等の標本データベースを横断的に検索できるようネットワークを構築することです。特に、論文・図鑑・目録等の文献に記載された証拠標本(voucher specimen)について所蔵状況を明らかにし、その維持・管理体制を整備することです。そして、これらの古生物標本の情報化を推進していくために、キュレーティング活動の支援を通じた標本データベースの構築とWeb公開のサポートを行っていきます。このように、国内にある古生物標本の所蔵情報を積極的に発信することで、学術標本の再利用を活性化させていく仕組みを造っていきたいと考えております。
研究グループ(古生物標本ネットワーク構築研究グループ)
- 研究代表者 伊藤 泰弘 (東京大学総合研究博物館 → 九州大学総合研究博物館)
- 研究分担者 佐々木 猛智(東京大学総合研究博物館)
- 研究分担者 松原 尚志 (北海道教育大学・釧路校)
- 研究分担者 兼子 尚知 (産業技術総合研究所 地質調査総合センター)
- 研究協力者 矢部 淳 (国立科学博物館)
本研究事業の柱
- 全国の博物館等の古生物標本データの収録
- 文献で記載された証拠標本の所蔵状況の調査
- 標本データベースのWeb公開のサポート
1)古生物標本データの収録
- 横断データベースを基幹に、各博物館の標本データを収録
- 公開 Webデータベース
- 機関・館内 データベース
- Excel etc. デジタルデータ
- 資料目録など 出版物
- 標本台帳
- 手書きリストなど
2)証拠標本の所蔵調査
- 文献の記載・図示標本の調査
- 学術誌・紀要・研究報告
- 報告書・資料目録
- 図鑑・図録 など
- コレクションの所蔵状況の調査
- 退職した大学教員
- 小中高等学校の教諭
- 地域のアマチュア研究者 など
3)データベースのWeb公開のサポート
- 標本データベースをアーカイブ
- 標本データの整理
- Excel 等のデータベースへの移行
- ウェブサイトの構築
- サーバの提供(サブドメインの割当など)
Site Policy
リンクについて
- jPaleoDB(日本古生物標本横断データベース)ウェブサイトへのリンクは、基本的に自由に行って結構です。
- jPaleoDB ウェブサイト内の各ページにリンクを張られる際は、そのページが jPaleoDB ウェブサイト内にあることが分かるように明記してください。
- なお、リンクを張られる際には次のパナーをご利用いただけます。
- (バナー画像 205x75ピクセル GIFフォーマット 7KB)
Contact
伊藤 泰弘
九州大学総合研究博物館
〒812-8581 福岡県福岡市東区箱崎6-10-1
e-mail: ito [at] museum.kyushu-u.ac.jp ( [at] は半角の@に置き換えてください。)
兼子 尚知
産業技術総合研究所
地質調査総合センター 地質情報研究部門
〒305-8567 茨城県 つくば市 東1-1-1 中央第7
e-mail: n.kaneko [at] aist.go.jp ( [at] は半角の@に置き換えてください。)